共に白髪の生えるまで仲良く添い遂げて欲しいとの思いを込めて
高砂人形の由来祝言物として有名な「高砂」は、世阿弥作の能の名曲です。物語は、九州阿蘇の宮の神主友成が高砂の浦で松の下を清めている老夫婦に出合い、“高砂”、“住吉”という二本の名木とされる松が「相生の松」と称されるいわれを聞くというものです。この老夫婦が尉(じょう)と姥(うば)で、高砂、住吉の松の精なのです。「高砂」は、昔から祝儀の席でうたわれています。祝言の席でも、『高砂や、この浦舟に…』と、うたわれてきました。この尉と姥を、長寿の夫婦の象徴として嶋台にのせたものが高砂人形です。 |
高砂人形 木目込 相生の松 芳俊作
高さ:約16.5cm
化粧箱入
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