儀式セット利用方法について 袱紗 風呂敷 ともえや

 
結納に必要なもの
 
結納に必要なもの 結納飾り 九点セット

【内容物】
1.熨斗(のし)
2.寿恵廣(すえひろ)
3.結納金
4.松魚
5.清酒
6.結美輪(ゆびわ)
7.高砂人形
8.子生婦(こんぶ)
9.寿留女(するめ)
 

結納品は、基本的に三つで構成されています。

1.贈る品・結納金
2.最も大切なもの
熨斗・・・慶事の際の進物に添えるもの。お祝い金封などにも「折り熨斗」と呼ばれる簡略化されたものが付いています。
寿恵廣・・・白無地の扇子。これを添えることで、より丁寧な進物の形式となります。
3.酒肴 
酒や肴を持ちよって飲食をした名残りといわれています。最近では、現金を包むケースが多くなっています。(清酒料・松魚料など)

関西では「結納金」「熨斗」「寿恵廣」「松魚料」「清酒料」の5点が基本となります。つまり「結納」「熨斗」「寿恵廣」のいろいろな飾りに、酒肴の品や飾りが付くことにより、地方ならではの特色が出るわけです。


 
結納飾りのいわれと結納飾り
 
1. 熨斗(のし)
鮑を延ばしたもので、験の良い不老長寿を表しています。また相手に対して敬う心を託した、祝儀の象徴であり、最も大切なものです。その上に鶴を飾ります。
“鶴飾り”…長寿、ツルは生涯一羽としかツガイにならないため、節操も意味します。
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2. 寿恵廣(すえひろ)
白無地の扇子。純潔無垢のしるしと、末広がりの繁栄を願っています。また、その上に亀を飾ります。
“亀飾り”…長寿。何事も地道に努力する。
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3. 結納金
「小袖料」や「帯地料」「宝金」と書きます。
“松飾り”・・・松は一年中枯れることなく緑を保っている。二人が松のように実り多い人生が送れるようにとの願いが込められています。

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4. 松魚
鰹節のこと。勝尾武士などとも書き、男性の剛気さの象徴です。「松魚料」として多くの場合は現金を包みます。
“竹飾り”・・・これからの二人の人生が曲がることなく、竹のようにまっすぐ送れるようにとの願いが込められています。

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5. 清酒
漆塗りの酒樽のことで、祝酒を持参した名残りで、「清酒料」や「柳樽料」と記して、多くの場合は現金を包みます。
“梅飾り”…梅は二月の寒い時期に花を咲かせます。梅のように忍耐強く、力を合わせて花を咲かするようにとの願いが込められています。
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6. 結美輪(ゆびわ)
婚約指輪を結納品に加える場合が多くなっています。
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7. 高砂人形
共に長寿を願う祈りを込めて、尉(じょう)と姥(うば)を飾ります。
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8. 子生婦(こんぶ)
昆布。子孫繁栄を願う品で「よろこぶ」にも通じます。
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9. 寿留女(するめ)
保存食として不時に備える意味があります。
 

結納に必要なもの


 

男性側のご準備品

望3号 5点



 

結納品

・結納飾り一式・結納目録

結納品飾りの規模や納め(交わし)方など地方によって大きく異なることがあります。基本的には結納を納める側(通常男性側)のしきたりで納めれば良いのですが、女性側の風習に合わせてあげる心遣いも必要な場合もあります。最初が肝心ですので、「あとでああしておけば・・・」と言うことのないように。

・ 家族書・ 親族書

両家が婚姻を結ぶにあたって、双方の家族や親戚を列記したものですが、最近は家族書だけにしたり、どちらも省略する場合もあります。ただし、取り交わすなら双方とも同じように用意しなくてはなりません。

結納式に格式を添えて

・広  蓋 白木台(片木)に置いた目録をのせて、先方に渡します。
(家紋入り。蒔絵入りまたは無地でも)

・ 袱  紗 目録の上に掛ける、もともとは塵除け埃よけの儀礼的なものです。
(家紋入りまたは寿。裏に柄の入ったものもあります)

・ 風呂敷 白山紬または縮緬の紋付で、広蓋にのせた目録を包みます。
(家紋入り。寿でも)

・結納包み 結納飾りの箱を包む大判の風呂敷です。
結び目を付けない平包みという包み方で包みます。 (紋付または唐草)



結納式を厳かに・華やかに

・儀式扇    挨拶をするとき・受けるときに前に置きます。

・緋毛氈    飾りの下に引くと飾りが引き立ちます。

・屏 風    結納飾りや高砂人形のバックに立てて使うことにより、

“金=晴れやか”という意味付けで、縁起がよく、飾りがより一段と引き立ちます。




上記以外に

・受  書 本来女性側が用意するものですが、最近では男性側が一緒に用意する場合が増えています。



 
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